リハビリテーション室ブログ

動物のリハビリ(・ω・)ノ
カテゴリー:研修会・勉強会 2023年4月7日

ええ、そうです。いい歳してタイトルに顔文字を使うのは理学療法士の阿部です。

ついに新年度が始まりましたが、コロナが落ち着いて、ある程度のルールの中でも、山車行列など諸々のイベントが復活してほしいですね。いや~踊りたいなあ、踊りたい。

 

タイトルの話に戻りますが、2月23日にZOOMで動物理学療法全国学会に参加しました。理学療法士は、全国で14万人を超えるという飽和した時代になってきています(私が入職した約20年前は3万弱でした)。それに加えて、医療の進歩や人工知能(AI)、通信技術の進歩などでリハビリテーションの形も変わりつつあります。

 

皆さんもご存知の通り、高齢者の増加や核家族化が進み、子供が家から巣立って、代わりではないのですがペットなど動物を飼う人も多くなっています。そのような時代背景もあり、新たな理学療法士のフィールドとして動物リハビリ分野というのも数年前から徐々に需要が増えてきています。ただ、海外ではある程度の地位や認知度はあるのですが、日本では歴史が浅く国家資格もありません。動物理学療法士資格は、海外まで行かないと取得できず(お金・時間がかかりすぎる)日本には20人もいないことや、働き場所がないのが現状です。

今回の学会では、「競走馬への理学療法」というテーマで2つの講演会と、犬・猫・鳥の事例発表がありました。馬に関しては管轄が複雑で、馬は農林水産省・理学療法士は厚生労働省の管轄であり、発展していくには政治的な横のつながりが必須とのお話でした。また、我々が習ってきた人間の身体・脳の構造とは違う事や、競走馬の背景(日本・世界における環境、血統、歴史、仕組みなど)を知ることが重要であることを改めて認識しました。

 

今後は、理学療法というスペシャルな特異性も磨きつつ、包括的に地域で活躍できるような幅広さも兼ね備えたジェネラリストも目指すべく、様々なことに興味を持ち、多様性を身につけて次世代に向けて準備していきたいです。

            

   

 

 

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