こんにちは小岩です。
9/22に東京国際フォーラムにて開催された第51回日本作業療法学会で地域の取り組みを紹介してきました。
この度は今金町地域包括支援センターの全面協力を得て今金町種川地区をフィールドとして、高齢者56名に事前調査を実施したうえ地域課題を抽出し、「介護予防推進リーダー」を育成する取り組みを報告してきました。
参加者13名、非参加者13名の比較では参加者の体力が向上し生活の困難感が減少していました(自助)。また、体操啓発を自主的に取り組んだり、近所の見守りを始めるなどの行動変容がありました(互助)。養成講座を卒業した参加者は行政主導ではなく、地域住民を巻き込んで、自分達が出したアイディアからマージャン教室やステップダンス教室など自助互助を開始しています。
この自助と互助は地域包括ケアシステムを構築するうえで大変重要なキーワードとなります。介護予防の考えは災害対策と似ています。災害対策では有事を想定した平時の備えが大切になります。介護予防でも平時の備え(転倒予防、感染対策、栄養と運動)と有事のダメージを少なく(転び方のイメージ、感染時の知識、できることは自分で行い廃用を避ける)することでまず自分が元気で(自助)余力を周囲の方に(互助)ということになるでしょうか。今後、社会保障費はますます増えていきます。地域包括ケアシステムは障害のあるなし、年齢に関係なく全ての住民がその対象になりますが、町が元気であるための一つの柱として、「町の元気度は住民の元気度」、住民と行政が介護予防を真剣に考えている町であると私は考えます。
発表には相当準備を重ねましたので、緊張することもなく質疑応答を楽しんできました!
私事ですが本日49回目の誕生日です(笑)。そして私が生まれた9月25日は日本作業療法協会が定めた「作業療法の日」なんです。ちなみに作業療法の申し子でもなんでもありませんから。
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