臨床工学技士とは
- 臨床工学技士（Clinical Engineer：CE、Medical Engineer：ＭE）は、1987年5月に制定された「臨床工学技士法」に基づく医学と工学の両面を兼ね備えた国家資格です。厚生労働大臣の免許を受けて、臨床工学技士の名称を用いて、医師の指示の下に、呼吸・循環・代謝の機能の一部を代替し、補助する生命維持管理装置の操作および保守点検を行うことを業務とする専門医療職です。
- 医療技術の進歩に伴い、医療機器の高度化・複雑化が一層進むなか、当院では『8名の臨床工学技士』が医師、看護師と連携し、医療機器を通してチーム医療の一員として生命維持をサポートしています。
業務内容
○血液浄化療法業務
- 透析室は16床あり月・水・金 2部制 火・木・土 1部制にて透析療法(HD)を行っております。
- その他、持続緩徐式血液濾過透析(CHDF)・腹水濾過濃縮再静注法・エンドトキシン吸着・血漿吸着(LDL) などの特殊血液浄化療法も行っております。
- 透析装置17台や水処理装置のメンテナンス・修理・管理を行っています。
○医療機器管理業務
人工呼吸器、保育器、輸液ポンプ、シリンジポンプ、低圧持続吸引器、除細動器、ベットサイドモニタ、等のメンテナンス・管理
○心臓カテーテル検査業務
IVUS、IABP、体外式ペースメーカ、人工呼吸器、除細動器の操作・管理や血管造影検査・治療時における清潔介助業務
○ペースメーカ業務
- ペースメーカ植え込みにおけるプログラマなどの操作・デバイス管理
- 病棟・外来におけるペースメーカチェック
○内視鏡業務
使用後スコープの洗浄・消毒
主に管理している医療機器(ME機器)
| 機器名 |
台数 |
機器名 |
台数 |
| 個人用透析装置 |
15 |
輸液ポンプ |
50 |
| 濾過透析装置 |
1 |
シリンジポンプ |
29 |
| ACHΣ(CHDF) |
1 |
低圧持続吸引器 |
9 |
| 人工呼吸器 |
6 |
ペースメーカプログラマ |
5 |
| ベットサイドモニタ |
42 |
体外式ペースメーカ |
4 |
| 閉鎖式保育器 |
7 |
IABP |
1 |
