八雲、熊石、長万部、せたな、今金の5方面の13週までのインフルエンザ患者発生動向です。
前週報告の通り、全地域においてインフルエンザ患者数は頭打ちないしは減少傾向となりました。
5方面平均患者数では第13週に入り、注意報域を下回っています。
C方面において1施設における爆発的患者増が峠を越し、減少傾向が認められましたので、前週報告通り、やはり前回報告はC方面全体のインフルエンザ患者発生傾向を示すものではありませんでした。
5方面患者平均では明らかに終息方向へ向かいつつあります。
ちなみに、八雲総合病院においては今週もB型インフルエンザ患者の発生は認められ、全インフルエンザ患者の約1/4はB型インフルエンザです。
八雲総合病院で受診、インフルエンザ陽性が確認された方々の年齢層別グラフです。
インフルエンザ患者数は全年齢的に減少傾向を認めます。
中学生以上の年齢層ではほぼ終息の感がありますが、小学生以下の年齢層ではまだ終息と言い切れず、依然、予断をゆるさない状況と考えます。
八雲総合病院溶連菌感染症患者の発生動向です。
第8~第9週の突発的患者増の勢いは認められないものの若干ながら患者増の傾向は否定できないと感じます。
発疹、咽頭所見など典型的臨床所見を示す症例は多くないため、同年齢層で現在も流行中のインフルエンザとの鑑別に苦慮する症例を散見します。
八雲総合病院ロタ胃腸炎患者の発生動向です。
第12週にひき続き、第13週も患者数は高いレベルを維持しています。
数名ながら、入院加療となる患児が認められるようになりました。
ご参考まで。
YICNet 広報 崎本