RSウイルス感染症の詳しい内容は当院小児科 平子医師がこのブログやメルマガにアップしています。
なかなか怖い病気ですね。
今回はRSウイルスに罹っているかどうかを検査する方法に関してお話します。
RSウイルスの検査は、インフルエンザと同様に鼻の奥を綿棒でしっかりこすり、綿棒についたウイルスの有無を調べる方法があります。
八雲総合病院では迅速診断キットを用いてこの検査をおこないます。
結果は20分程度で分かります。
RSウイルス診断キット
迅速診断キットは便利といえば便利なんですが、泣き所がひとつ!
この検査は昨年までは、入院患児でないと健康保険の適応がなかったのです。いわゆる自費。自腹での検査でした。
平成23年10月からは、外来患者の一部(1歳未満の小児)にも、保険が適応されるようになりましたが、それでも不十分であることには変わりありません。
グラフで見ていただければ判りますが、1~2歳の患者が結構いるんですね。
冬季に、乳児が鼻汁、咳に引き続いて「ぜいぜい」してきたような場合には、その30~40%がRSウイルス感染症によると考えられますので、自費検査であっても小児科外来ではこの検査をお願いすることがあります。
みなさん、RSウイルス感染症のことをよくお知りになり、検査へのご協力よろしくお願いします。
YICNet 山田
追伸:医療者も患者家族への説明は十分にね! YICNet 吉田