皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ここ最近、くしゃみ、咳、発熱、のどが痛い…風邪かな?って方が多く受診されています。
当然医師はいろんな症状を聴取し、検査をしたうえでその風邪?の診断をします。
ちなみに、当地域でその風邪?症状の原因はなんでしょう?
限局的ですが今金地域は『溶連菌』八雲地域は『ヒトメタニューモウイルス』なるものが多くみられています。
同じような症状でも・・・
何が違うのか?
名前が違う!そのとおり!
あとは?
細菌とウイルスで違う!すばらしい!
薬は?
あなたの風邪に~ねらいうちっ!
熱、喉、鼻に~○○が効く!
の類の薬は、症状をかるくする薬で、どちらにもその症状によって選択され処方されますが、いわゆる抗菌薬(抗生物質)は、細菌のためのお薬でウイルスには効きません。
風邪の多くはウイルスですから、抗菌薬は通常出しません。
風邪が長引く、もともと風邪ではなく細菌が原因だったり疑われるときには抗菌薬が処方されます。
無駄な抗菌薬は耐性菌(細菌が変化して抗菌薬が効きにくくなる)の原因にもなりますので受診の際は医師にその症状を詳しく伝えてくださいね!
幼稚園、保育園、学校など所属コミュニティーで流行っているものがあれば同時に伝えるのも良いかも。
抗菌薬が処方されたら指示通り飲みきりましょう。
抗菌薬の貸し借りはもってのほか、以前もらった抗菌薬をほじくりかえすのもやめて下さ~い。
風邪?にならなきゃ薬もいらんっ!
インフルエンザ同様、予防が一番!なのは言うまでもないことですよね!
YIC-Net 薬剤師 崎本