北海道では、例年にないほどの雪!雪!雪! 八雲・今金でも平年比2倍以上に降雪量です。雪かきにうんざりしています・・・。
さて、北海道感染症情報センターからの報告:49週(12/4~12/10) では
道内、インフルエンザやA群溶連菌そして感染性腸炎など例年同様の感染症報告が増えています。
八雲保健所管内でもインフルエンザの定点当たり報告が2.00人、流行開始基準値(1.00↑)を超え、感染拡大が危惧される状況です。
12月20日現在、当YIC-Netで確認されているのは、12月10日までの49週にかけて増加傾向でしたが、12月11日~20日の50週以降では減少しています。
これは、ある特定の限局的な発生にとどまっているためと考えます。
これから年末年始をむかえます。
幼・保施設、学校などの就学施設はお休みなのでそこでの流行は抑えられますが、とは言え、忘年会や新年会など人が集まるところや旅行などの人の集まり、流れがあります。
感染はそれらとともに拡がっていきます。
正しい手洗い&適切なマスク装着などでご自身の身を守ることから始めましょう!
YIC-Net 広報 崎本
~付記~
【国立感染症研究所からの報告】
2017/2018のインフルエンザ型別では、A(H1)pdm09:旧新型インフルエンザが多く、A(H3):香港型、さらにはB(山形系統)の株が多いようです。
【国立感染症研究所の前インフルエンザウイルス研究センター長・田代眞人氏の解説】
「昨年米国で大流行したH1N1型は、2009年に発生した新型インフルエンザ(現在は新型とは呼びません)の系統でしたが、今年夏季にオーストラリアや香港などで猛威を振るったインフルエンザは、A(H3):香港型/H3N2亜型であり、これはH1N1型よりも人に対する病原性が強い。特に免疫力や抵抗力の弱い高齢者や乳幼児、妊婦などを重症化させやすいことが指摘されています」との事。