北海道では短い夏も終わり寒ささえ感じるこの時期ですが、全国的にも、いまだ夏風邪、手足口病やヘルパンギーナの流行は続いています。
また、RSウイルスに関しては例年より1ケ月あまり早く発症者数の増加がみられ、過去10年の同時期の平均値比+264%と高い数値を示し、北海道でも240%以上で、幼・保育園等での集団感染が危惧される状況にあります。
そんなさなか・・・
さて、そろそろ各医療機関からインフルエンザワクチン接種の申し込み予約の案内がアップされる季節です。
※2017-2018年 流行が予想されるインフルエンザウイルス (引用:国立感染症研究所)
インフルエンザワクチンは、他の地域での流行状況やここ数年での傾向を踏まえて、その年にどのような型のウイルスが流行するかを厚生労働省や国立感染症研究所が予想し、毎年微妙に異なるものを製造しています。
今年は以下のような株の流行が予想されています。
【2017-2018年冬 インフルエンザワクチン株 】
A型株■ A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
■ A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
B型株■ B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
■ B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統)
???なんのこっちゃわかりませんよね…。
上記のようなワクチンとなった情報源としては
この季節が冬、南半球:オーストラリアでは、例年にないくらいインフルエンザが猛威を振るっているようです。9月初めで70名(例年30数名程度)を超える死亡者です。
オーストラリアの医療関係者のコメントでは『今回蔓延しているインフルエンザはA型H3N2と呼ばれる亜種で、特に高齢者施設のように体力の弱っている人々が集まっており、外来の見舞客や職員がウイルスを持ち込んでくる可能性があるところで蔓延しています。インフルエンザウイルスは突然変異の頻度も大きく、急速に進化するため、医学専門家にとっても蔓延を阻止することが非常に難しい。』との事です。
また、なぜか香港でもインフルエンザが猛威を振るっています。
香港衛生署の発表では『5/5~8/2までに1万4713人の感染が確認され、その数は昨年夏季の約10倍。死亡者数は3日時点で315人に達し、死亡者の大半がA型ウイルス(H3N2型)による』との事。
例年になく、インフルエンザの重症化がみられる状況のようです。
などなどです。
インフルエンザ・・・もうそんな季節か・・・。
そうです。もうすぐです。みなさん準備OK?
自分のため、みんなのために・・・今年もインフルエンザワクチンの接種をお願いします。
YIC-Net 事務局一同