全国的に暑い日々が続き、食中毒＆熱中症への呼びかけが頻繁に行われています。

また集中豪雨も全国各地で起こっており、被災された方々の暑さ対策が心配です。         

早急な対応と復旧・復興を願うばかりです。

さて、届け出が必要な感染症では、1位：手足口病、2位：感染性胃腸炎、3位：Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎、4位：ヘルパンギーナ、5位：咽頭結膜熱、6位：ＲＳウイルス・・

やはり夏風邪が上位進出です。特に手足口病は各地で大流行（関西圏を中心）がみらえ、大多数の保健所でも感染症警報レベル（定点当たり5人）を超えています。過去10年と比較して、大流行が起きた平成22‐27年に迫る勢いです。

YIC-Net加盟病院からも夏風邪の報告がアップされてきていますが、八雲保健所管内ではＨ27年には定点当たり0～１人を推移していて警報基準値を超える途端に、一気に感染拡大がおき大流行を起こしています。

手足口病は、エンテロウイルスによる飛沫感染や接触感染、糞口感染（便の中のウイルスが口に入ること）で発症します。感染力が強いため、小さい子供が多く集まる保育園や幼稚園で集団感染が起こりやすく、報告される患者の９０％は５歳以下の乳幼児です。

 潜伏期間は3～5日、口の中や手のひら、足の裏などに小さな水疱性の発疹ができ、微熱など軽い症状ですが、口の中が痛くなるため食事や水分が摂れず、子供にはつらい病気です。

エンテロウイルスでも【エンテロウイルス71】と呼ばれるウイルスにかかった場合は、他のウイルスで発症した時よりも重症化しやすく、髄膜炎や脳炎などの中枢神経の合併症を引き起こす可能性があるとの報告もあり、気になる症状があれば病院を受診しましょう。もちろん、大人が感染して子供たちに移すことは多々ありますので、幼・保育園関係者や親御さんたちは自己管理と、感染予防に努めましょう。

〜夏風邪も基本は同じ、やはり《手洗い》です〜

暑さ寒さも彼岸まで・・まだまだ続く猛暑に負けないように、食って、寝て、そしてリフレッシュ。　　

楽しい夏休みをお過ごし下さい。

YIC-Net事務局一同