こんにちは!
GW期間中に気になるニュース・・・ロタウイルス…感染症急増 厚労省が注意
乳幼児を中心に感染性胃腸炎が増えており、感染性胃腸炎に注意!!との呼びかけが厚生労働省よりありました。
下図は定点報告数の推移グラフです。
平成29年17週:総数398名??少ない?・・・なのに厚労省が注意喚起です。
実は、ロタウイルスによる胃腸炎は、2013年10月14日(第42週)から、5類感染症定点把握疾患として全国約500箇所の基幹定点(ベッド数300床以上で、内科と外科の両方を標榜する医療機関)から、病原体がロタウイルスであるものに限る感染性胃腸炎(以下、ロタウイルス胃腸炎)の患者数が毎週届けられることになりました。
したがって、全国500病院だけからの数値であるため少ないのは当然。
しかし、全国には約8,500病院と10万の診療所がありますし、ロタウイルスは乳幼児に多く大多数が小児科医院等を受診することから、実際の患者数は相当な数におよぶと思われ、わずか400名程度の患者数でも注意喚起がなされる状況です。
YIC-Net加盟医療機関のデータでは、5月に入ってロタウイルス胃腸炎の報告はありませんが、ノロウイルスやその他(臨床症状やアデノウイルス等を含む)の感染性胃腸炎は横ばいですが、20週/1日だけで6名の報告があり、また近隣では感染が拡大している地域もあり、今後の増加が懸念されます。
ノロ・ロタウイルスはわずかなウイルス量で感染しますので、高齢者や幼・保育園、病院等での2次感染や、不顕性感染(症状が出ない感染)による感染拡大が心配ですので、各施設の感染対策マニュアルに基づいた適切な対応が必要です。
また、重要なのは近隣での感染状況を把握し皆で情報共有を図ることでしょうね!
YIC-Net 事務局広報