先月の2月24日(金)・25日(土)
第32回日本環境感染学会総会・学術集会が、神戸国際会議場・展示場、神戸ポートピアホテルで開催されました。
テー マ:感染制御学の基本と革新―感染症拡大を防ぐ―
YIC-Netは、北渡島・桧山地域の感染対策活動に取り組んでいますが、今金町感染対策連絡会議、とりわけ今金町の保健福祉課が中心となって取り組んでいる肺炎予防キャンペーン&学校感染制御チームの報告で、昨年に続き今回は活動成果について発表してきました。以下の2演題です。
∽今金中学校のインフルエンザ流行は阻止できたか∽
八雲総合病院 YIC-Net 事務局 感染制御認定薬剤師 崎本裕治
~活動に伴うワクチン接種率の変化~
今金町国保病院 YIC-Net事務局 今金町感染対策連絡会議 臨床検査技師 山田光雄
小さな町でも、いや小さい町だからこそ取り組めることってあります。
感染対策は地域全体、みんなで取り組むことが感染から自分を守り、周りの人を守ります。
このような活動を通して、地域全体に(野望は全国へ)広がることを期待し、引き続きこれからも草の根で頑張ります。
本学会では、1,000題以上の発表、その他多くのシンポジウムや講演があり、また会場が3会場のため、神戸ポートライナー市民広場駅の西口と東口に分かれている会場を行ったり来たりでした。
その中で、熊本地震・東日本地震や、台風による被災地での感染対策活動報告もありました。
また地域包括ケアシステムの構築には、医療・介護とともに、感染対策も含めての取り組みを!との提言もあり興味深い学会でした。北渡島・桧山地域は、第二次医療圏(医療法)、高齢者保健福祉圏域(介護保険法)の構想では同一地域で取り組まれていきますので、YIC-Netの活動を通して、これまで以上に北渡島・桧山管内全域の感染対策に関わっていければと考えています。
YIC-Net事務局広報