インフルエンザ流行が前倒しで来てしまい、昨年末はちょっと驚きましたが、幸か不幸か北海道、特に当YIC-Net加盟施設ではひと休みって感じです。
ただ、冬場には注意が必要な感染症がもうひとつ、「A群溶連菌感染症」が巷では確実に増加傾向にあります。
YICブログ 2016年2月4日 溶連菌記事二本立て!
https://hosp.town.yakumo.hokkaido.jp/modules/yic_blog/index.php?page=detail&bid=283&req_ui
でも紹介しましたが、インフルエンザウイルスとともに発症者が増加する傾向にあります というか、最近では、真夏以外は多くの患者様(特に小児)を悩ましています。
下図は北海道感染症感染症情報センター報告の図を加工させていただきましたが、全国に比べて北海道は、二倍近い発症者数になっています。昨年度に肉薄しています。
またインフルエンザやRSウイルスとA群溶連菌の同時感染症も多々あるよ!!と小児科医が申しておりました。
因みに、YIC-Net加盟施設がある八雲保健所管内では、今のところは小康状態です。
でも、これから受験や卒業式等で人の移動が激しくなる季節です。注意してくださいね!
札幌雪まつり会場も人だかりでしたね(TV映像にて)、でも皆さんマスクは?
人が動けば、感染症も拡大するのが常です。
手洗い・マスク装着 そして咳エチケットに気を付けて春を迎えましょう!!
追記:来週は【第32回日本環境感染症学会 in KOBE】での発表です。
神戸市の感染症状況は、インフルエンザの定点あたり患者数は36.3人となり、先週に引き続き警報レベルを超えた状況が続いています(先週は34.0人)。
神戸市では《神戸モデル-早期探知地域連携システム》なる取り組みが行われています。インフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症拡大阻止のため、区役所、学校園、福祉施設、医療機関等から成る構成員が、日頃からそれぞれの集団で適切な健康管理を行えるよう、校内、施設内、地域で発生している感染症の流行状況や拡大防止対策に関する情報交換・共有をしているそうです。
発症はもとより、疑いの段階での情報収集も行っているようです。詳細はHP参照
会場?でインフルエンザにうつらないように気を付けます(笑)
YIC-Net&IICLC 今金町国保病院 MT 山田光雄