YIC-Net加盟施設管内での流行性耳下腺炎ですが、一旦は小康状態突入かと思いきや11月28日(48週)には34名の報告でした。乱高下を繰り返すのが『おたふく風邪』と知りつつも、残念な報告です。
これまでは幼・保育園児や小学校低学年での報告が大多数でしたが、ここにきて、中・高校生や成人の発症者も増加している状況にあります。
流行性耳下腺炎は、一般的に大人の方が子供より症状が強く現れることがあります。
また合併症に関しても、重症化しやすいとされています。
髄膜炎や難聴、膵炎、男性は睾丸炎、女性は卵巣炎など、また、妊娠初期場合には流産のリスが高まるといわれています。
たかが!おたふくなんか!とは言えないのが流行性耳下腺炎です。このまま警報解除域まで報告数が下がることを願います。
この時期は出勤時の体調把握(体温や咳等)を積極的に確認すること、罹ったら休むことが、感染拡大阻止の一歩です。
人ごみの中はマスクもお忘れなく。
師走です。忙しい時期ですがよろしくお願いします。
YIC-Net 事務局一同