今金町感染対策連絡会議からの報告です。供覧下さい。
YIC-Net 広報 崎本
平成28年9月26日(月)、今金町総合福祉施設としべつ保健センターにおいて、感染症講演会が開催され108名の参加者が集いました。講師として、八雲総合病院小児科診療部長の吉田雅喜先生をお招きし、「B型肝炎をめぐる最近の話題と身近なお話し~こどもから高齢者まで~」をテーマに約1時間にわたりご講演いただきました。
同講演会は、この10月から水平感染予防の一環として、全出生児(※平成28年4月1日以降出生の0歳児)に対するB型肝炎ワクチンが定期接種化されることを踏まえ、正しい知識の普及啓発等から町民の健康の保持・増進を図ることを目的として開催されました。
講話では、B型肝炎ウィルスは感染率が高く、C型と比較しても10倍の感染率があることや、年齢が低いほど感染が持続化する可能性が高く、乳幼児のワクチン接種定期化に至る経緯などが語られました。
また、病院関係者からのワクチン接種に関する質問に対し、医療関係者におけるワクチン接種は、日本環境感染学会が示すガイドラインより「(前略)B型肝炎に対して感受性のあるすべての医療関係者に対してB型肝炎ワクチン接種を実施しなければならない」と勧告していることが根拠として示されました。
同講演会を主催した「今金町感染対策連絡会議」は、町内17施設が加盟・組織し、医師・保健師等による頻回の研修機会の確保や、一般町民も広く対象とした感染症講演会等の実施等から、正しい知識と技術の習得・向上と標準予防策の定着を図っています。
今後も同会議が主体となり、継続的かつ発展的な感染対策活動を展開して参ります。
今金町感染対策連絡会議事務局 渋沢