前回YIC-Netブログにて、八雲保健所管内での夏風邪:手足口病の流行の恐れ!
ヘルパンギーナは大丈夫?と言っちゃいましたが・・・
全国的には、下火ですが、北海道では大流行の兆しがみられます。
以前紹介したJ-タウンネット北海道:HPの図を示しました。
見やすいでしょう。
ぜひアクセスを!http://j-town.net/hokkaido/infection_ranking.html
8月22日週(第34週)では、大流行した平成23年第29週:1006人、第30週:1137人に迫る、981人の報告数です。
北海道感染症情報センターのデータによる定点あたりの報告数は、北海道は6.91人で、高値を示しているのは、北見:34.5、網走:22.33、小樽:18.67、釧路16.0の順です。
八雲近隣でも江差:6.00、渡島:5.00、函館6.71、室蘭6.8など高い数値ですが、八雲保健所管内では1.00でした。大丈夫!・・・?
しかし、YIC-Netに寄せられた八雲保健所管内のヘルパンギーナ患者数は、35週(8/29 ~9/4):5名、36週(9/5~)は4日間で11名の報告です!!
やばいよ!
夏風邪:手足口病・ヘルパンギーナは当ブログでも度々登場していますが、厄介なやつです。
手足口病・ヘルパンギーナは、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる感染症で、せき・くしゃみによる飛沫感染やタオルや寝具、遊具等の共有による接触感染、また、便中にウイルスが排泄されるために(発症から、解熱後・発疹が消えた後1ヶ月ぐらいまで)おむつ交換などによる糞口(ふんこう)感染によって感染拡大をおこします。
病院受診によって手足口病・ヘルパンギーナと診断された場合、両疾患とも学校感染症の第2種に指定されていますので、幼・保育園や学校への届け出は親御さんが行ってください。幼稚園、保育園への登園の目安は、症状が治まればokのようですが、小児科医の指示に従ってください。 罹ったかなぁと思ったら病院を受診しましょう。
毎度のことですが・・・
最善の感染症予防策は、すばやい情報の取得と、適切な手洗いなどの実行と感じます。
YIC-Net&今金町感染対策連絡会議 山田光雄