手足口病の兆し?
カテゴリー:感染注意報・警報 2016年9月6日

北海道では、過去にない数の台風が上陸して、今回の台風10号 :国際名【 LIONROCK】では東北、北海道など広範囲に大きな被害をもたらしました。

1日も早い復興を祈り、被災された方々にお見舞い申し上げます。

さて、この夏、YIC-Netから感染対染情報として、夏風邪/ヘルパンギーナの情報提供をしましたが、幸いにも八雲保健所管内での流行は見られず一安心です。

しかし、ここにきて『夏風邪:手足口病』が気になります。

 

全国的には下火になっていますが八雲保健所管内では、8月初旬から患者数が増え、ここ1カ月間は表のように一定数の報告が続いています。(YIC-Net調べ)

八雲保健所管内の手足口病の過去10年で患者数が多かった年をグラフ化してみました。

 

図:北海道感染症情報センター資料引用:H28年はYIC-Net調べ

手足口病は夏風邪と呼ばれながら八雲保健所管内では、8月~9月に発症数のピークを迎え、その後秋から初冬の時期まで継続的に発症しています。今後も注意が必要です。

備えあれば憂いなしといいながら、うまく何事が進まないのが人の常です。しかし備える事は重要であり、其の為の情報収集は不可欠です。

感染症から身を守るためには、予防:罹患の回避や、感染拡大:流行を抑止することが大切です。そのために、日頃から感染症に関する情報に耳を傾けましょうね!

YIC-Net 今金国保病院 検査技師 山田

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