吉田です
先日、一人暮らしの母より電話がありました。
『肺炎球菌のワクチンをうちたいんだけど。』とのこと。
でもよーく話を聞くと…
結構前に高齢者向け肺炎球菌ワクチンである『ニューモバックスNP』をすでに接種済みとのことでした。
てことなので、『プレベナー13』というワクチンを勧めました。
(MSD&ファイザー ホームページより引用)
『八雲総合病院で注射してもらえる?』とのことでしたので『OK!』と返事。無事予防接種を完了し、さしたる副作用もありませんでした。
今、いろいろな肺炎球菌ワクチンのCMで健康寿命の大切さを流していますが、全くその通り!
ちょっと値段はお高めですが、自分へのご褒美と思えば、安いものじゃないですか?
肺炎予防の啓発といえば、隣町の今金町です。
町の事業、今金町感染対策連絡会議が中心となって、年配の方を対象に肺炎球菌ワクチンの説明会などを活発におこなっております。
ご興味を持たれた方、今金町保健福祉課0137-82-2780(山田ないしは渋沢)までご連絡を!
とのこと。
最後に・・・
病院からの帰り際に『1週間以上あけて、早めにインフルエンザワクチンも受けてね!』と申し添えました。
YIC-Net 医師 吉田
以下、でしゃばり薬剤師 崎本の放談
肺炎球菌は80種類以上と言われています。
それに対し『ニューモバックスNP』は、そのうちの厳選した23種類の免疫を獲得します。(個人差あり)
結構前に接種したとのことですが、ワクチン効果は5年で80%くらい、その後も効果は残るとされています。
肺炎球菌ワクチンは2回目の接種で1回目以上に免疫力が上がる「ブースター効果」は見られないのと、副反応が強く出る可能性を避けるためと、近年増えている肺炎球菌の種類を追加し厳選した13種類の免疫を獲得できる『プレベナー13』を接種するように母ちゃんに勧められたのだと思います。
また、インフルエンザワクチンとの併用で、重症になりにくい、死亡率を下げる効果があるという報告があるので、それも一緒に!ということでしょうね。
孝行息子ですよ~!ねっ先生!
当然、先生のお財布から支払われたと私は信じています(笑)
追伸
ところで…我が八雲町でも活発な啓発を望みます!