2002年に中国を中心にアジア全域で重症急性呼吸器症候群:SARS(サーズ:Severe Acute Respiratory Syndrome)が猛威をふるい、日本でも空港で問診票の提出とサーモグラフィーでの体温チェックが行われ大騒ぎしたのを覚えていると思いますが、我が夫婦も空港でドキドキしたのを思い出しました。
今ニュースなどで賑わせているのは・・・
韓国における中東呼吸器症候群(MERS:マーズ…)発生!
2012年9月以降、中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)の感染者の発生が引き続き報告されています。世界保健機関(WHO)が6月4日に公表したところによれば、これまでに累計で1,179人のMERSの確定感染者数が確認されており、このうち関連死亡者数は少なくとも442人である旨報告されています。
WHOによれば、過去半年間で感染例報告があった国は、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタール、オマーン、ヨルダン及びイランです。また、同期間中には、ドイツ、フィリピン及び韓国で、中東訪問歴のある人の発症例(輸入感染症例)が報告されています。その後、中国に入国した韓国人1人にMERS感染が確認されたことにより輸入感染症例が発生、韓国では二次感染及び三次感染が発生しています。
しかし、現時点では持続的なヒトからヒトへの感染を裏付ける証拠は見つかっていないとの見解も示しています。
(外務省 海外安全HPより)
とにかく、マーズであれ、サーズであれ、情報をきちんと掴んで、予防をしっかりとしていれば良いかと思います。
例えば、夏休みで海外旅行をお考えの方へ
海外では様々な感染症が発症していますので出かける前に
『外務省海外安全HP:
http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html』
などのチェックをお勧めします。今回のMERS予防などの情報も紹介されています。
旅行ナビ情報と一緒に確認して見てはいかがでしょう。
YICNet&IICLC今金町国保病院 臨床検査技師 山田