ども!吉田です
最終回は細菌性の急性胃腸炎の感染対策です。
エッ!最終回?終わっちゃうんですか?
前回、ポイントは「口から入るのを防ぐ」ってこと。と言いました。
では、どうすれば良いか! さ、はじめましょう!
① 手洗いをきちんとしてください。
言わずもがなですね。大腸菌O157などは牛が結構持っていると言われます。
② 食品の加熱をしっかりしてください。
加熱して食べるタイプの食品は十分火を通してください(さすがに刺身に火を通せとは言えませんが・・・)。十分火を通すことで細菌は死にます。
ただし、毒素による食中毒では食べ物に火を通しただけではだめなものがあります。黄色ブドウ球菌によるものではその毒素は加熱をしても変化しません。
③ 調理器具を清潔に保ってください。
実際に原因となる菌がついている食品を調理した包丁やまな板などから別の食品に移り、それを生食して感染ってな例も考えられます。調理器具はよく洗浄し、よく乾かすことです。ご飯の支度をしているお母さん!手に傷をつくっていませんか?もしかしてそこに黄色ブドウ球菌が・・・。
④ 冷蔵庫を過信しないでください。
冷蔵庫にとりあえずいれとこっ!はだめです。食品表面に付いた細菌は冷蔵庫の中ではとりあえず『お休み』しているだけです。また、冷蔵庫の中に物を入れるときは熱いままではなく、きちんと冷ましてから入れてくださいね。
雑駁な書き方をしました。
先生わかりました~!細菌?が嫌がるキーワード発見しました~!「洗う」「加熱する」「乾かす」「冷やす」その中でも特に「洗う」がやっぱり一番重要なんだと感じました~!感染対策かぁ~先ずは、手を洗う事からはじめてみます!
これから、もう少しで暑い季節が到来します。保健所などからは『食中毒警報』などが出されますから、そのような情報をうまく使い、元気な毎日を!あ!今はゴールデンウイークですよね!多くの方々は楽しい休日を過ごされている事でしょう。野外でのバーベキューの季節でもあります。
急性胃腸炎などに罹らないようにお気をつけてお過ごしくださいね。
今回のシリーズはこれでおしまいですが、『ここ、もうちょっと聞きたかったな』なんてリクエストがあれば嬉しいです。お気軽にコメント下さい
きゃっ。は~い!先生また教えて下さ~い!楽しみにしてま~す!
YICNet 八雲総合病院小児科医師 吉田と謎の