吉田です
朝晩めっきり涼むしくなりましたね。秋の気配がありますよね。
北海道では笑顔でさわやかに出勤されている人たち。
一方関東では、デング熱の話題で超持ちきりぎり既に、81人もの感染者が。
未だに増え続け無視も出来ませんよね。出勤途中も注意が必要です。
さて、本題です。
今日は高齢者向け肺炎球菌ワクチンの話です。
平成26年10月1日より高齢者向け肺炎球菌ワクチンの定期接種が始まります。
平成23年の政府の調査ではついに肺炎が原因で亡くなられる方が死因の第3位になってしまいました。
肺炎の原因菌として最も多いものが肺炎球菌です。そこで登場したのがそのワクチン接種です。
肺炎球菌ワクチンにもいろいろ種類がありますが、高齢者用のワクチンはPPV23と言われるものです。
23とは、このワクチンの中に含まれる菌の成分の種類の数です。実は同じ肺炎球菌でもその種類は90種以上あり、その中でも特に、多く悪さをするものを選んでワクチンの中に入れました。
このワクチンが定期接種開始となった事がきっかけで、接種率が上がることが予想されますし、そうなれば、高齢者の肺炎予防に対しての効果が期待できます。
でもその前に忘れてはいけないのは...
①規則正しい生活、バランスのとれた食事、適度な運動等、健康を維持するための努力
②口の中をきれいに保つこと
③手洗い、マスクの励行
④胸焼け予防対策
⑤肺炎球菌以外でもインフルエンザワクチンなどを積極的に受ける
等々があることもお忘れなく。
尚、肺炎球菌ワクチンの接種にあたっては対象者の年齢などいろいろな条件があります。どうも場所によっては自己負担分の料金がかかるようです。
詳しくは最寄りの役場、あるいはかかりつけのお医者さんにご相談ください。
厚生労働省のホームページに高齢者肺炎球菌定期予防接種のQ&Aが掲載されています。
こちらも参考まで →
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkakukansenshou/haienkyukin/index_1.html
健康でいれば楽しいことがい~っぱいありますよね!
YICNet 医師 吉田
最後に...頭の体操!
冒頭の~の部分の文章の中に“虫”がいます。
どんな虫が?何匹いるでしょう?