インフルエンザ動向 第2弾
カテゴリー:分析・解説 2014年2月12日
吉田です
インフルエンザの急増傾向は先週同様、続いています。

流行の中心はA型です。
引き続き、注意が必要です。

さて、今週に入り、小児科外来で2名がB型インフルエンザと診断されました。
例年、B型インフルエンザはA型インフルエンザ流行の終盤、昨年ではA型インフルエンザ流行極期に流行がスタートしています。

本年もそろそろB型インフルエンザ流行に注意を払わなければならない時期かもしれません。
さらにB型インフルエンザの流行は低年齢層から始まり、それが成人あるいは高齢者へ拡散するのが例年のパターンです。

ご注意ください。

話はA型インフルエンザに戻りますが、小児科患者対象にA型インフルエンザのおおざっぱな亜型の調査をおこなっていますが、先週まではA/H1N1pdm(2009年より流行している亜型)がほとんどを占めていました。

しかし、今週に入りA/H1N1pdm以外の亜型(2008年以前から流行しているA/H1N1あるいはA/H3N2と考えます)に感染した患者を散見します。

たとえばA/H1N1pdmに感染した患者はA/H3N2に感染しないかといえば、そのような保証はなく、したがって、流行する亜型が変化していけば、見かけ上、A型インフルエンザの流行が長く続くこともあり得ます。

まだまだインフルエンザの流行は終息傾向を認めないといったところです!

各自が感染対策をしっかりおこない、自らを、家族を、仲間をインフルエンザから守りましょう
 
YIC­Net 小児科医師 吉田
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