巷のノロ騒動
カテゴリー:つぶやき&うんちく 2014年1月22日
YIC­Net(八雲感染対策ネットワーク)では、日夜、参加施設が情報を共有し一丸となって感染対策に取り組んでいます。
この季節はインフルエンザ流行などの時期的に、マスク・手洗い・うがい・予防接種の啓蒙など・・・あまりお金をかけないで、できることからやっています。

そんな折。

「浜松市の小学校で900人以上が食中毒症状!」
「小学校の餅つき大会で40人がノロウイルスによる食中毒!」
「仕出料理店の弁当を食べた27人がノロウイルスによる食中毒!」
「山形の小学校で11人がノロウイルスによる食中毒!」

などの報道が!
当Netでも、このような報道に対し、「明日は我が身」と戦々恐々ですよね。

厚生労働省の統計によれば平成24年1年間の食中毒は1,100件(26,699人)報告されています。 (医療機関で診断された数でいえば、実際にはこれよりはるかにたくさんの人が食中毒にかかっています。)
食中毒と診断された人のうち、約2割は細菌、約7割はウイルス。
中でもノロウイルスは、食中毒原因ウイルスの№1!

そんな、この時期騒動を巻き起こす、誰もが耳にしている「ノロウイルス」

それに対し、つぶやきが2件入っていますのでご紹介します。

医療現場から:「検査 Y爺」 さんより

感染症対策は時間・知識・情報・お金等いろんなものが関わる厄介な?問題ですな。
一例じゃが、
ノロウイルスに感染しているかどうかの検査じゃが・・・国の決まりには
「ノロウイルス抗原定性:150点 ※算定可能な患者:3歳未満、65歳以上の患者、悪性腫瘍・臓器移植後・またそれらの治療薬を投与中の患者」
とある。
インフルエンザでは、対象者に縛りがない迅速検査なんじゃが、
「ノロウイルス」については対象者に縛りがあり、成人はもちろん幼稚園児・少・中学生には軽々しく出来ない、いわゆる『保険がきかない』自費扱いの検査となっているんじゃ。
もしこれが、巷の騒動、感染拡大の原因、迅速な感染対策の遅れにつながっているならば・・・。
ノロウイルスの早期発見・拡大抑制の為に、せめて流行期にはその縛りを解いて頂きたいなぁ。



食材代表から:「牡蠣」さんより

牡蠣です!皆さん美味しく食べてくれてありがとう。
生、焼き、揚げ・・・美味しさはいろいろあるけど、ボクの体全てを、しかも生で食べてくれるのは、二枚貝の中でもボクだけ!嬉しいよ。ありがとう!
でもボク、この時期が嫌い・・・。
ノロが・・・で、食べてくれなくなるでしょ?
弁当の食材のみんなも、パンくんたちも、みんな言ってるよ!
「俺たちのせいじゃ無い!」って。
特にボクなんか、その先頭に立ってて、「ボク=ノロ」だよ。
元々人間がきちんとした処理をしないからでしょ?
ちゃんと処理して美味しく食べてね!
これからもよろしく!



感染力、生存力、巷の反響や、報道一つとってもノロのパワー。恐ろしいですね。
ノロのコトをもっともっと知って、備えるしか打つ手なしですかね。

検査する事なく「私ノロかな?」ってわからない方も居る・・・。
症状が出ず、罹っている事すらわからない方も少なからず居る・・・。
目に見えない・・・。

それにはやはり、幾時も”みんな”が正しく手洗いをして、活きたノロを身体の中に入れない対策が必要になって来るんでしょうね。

YIC­Netでは近々こんなイベントを行います。奮ってご参加下さい!
 →町民公開医療講演会.pdf

 
YIC­Net 広報 崎本
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