ブログ投稿、初めまして!看護師の泉です!
夏ですね!学生たちは夏休みどう過ごされているでしょう?
夏と言えばやっぱり海ですか?(絵文字に深い意味はありません・・・)
海行きたいよぉ
と、「夏!海!」がわくわくして、大好きな私ですが・・・
「夏!海!」が大好きな菌がいるってのは、皆さんご存知ですか?
その菌の名前は『腸炎ビブリオ』っていいます。
時は1950年・・・大阪府で発生したシラス食中毒事件の時!世界初!日本で発見!
日本産の食中毒菌なんです。
は、海水温が20℃前後になると、海水中に腸炎ビブリオが存在し始め、海中を泳ぎ回り、海水温が24℃前後になると、魚に有意に腸炎ビブリオが付着するといったデータがあります。
不思議なことに塩水に強く、真水に弱いんですって!
つまり・・・
夏の海が大好きな菌です。
腸炎ビブリオによる食中毒が夏に増えてくるのはこのためです。
腸炎ビブリオによる食中毒の代表的な原因食品は、もちろん!魚介類の刺身やお寿司ですよね。
又それらを調理したまな板や包丁を介して他の食品を汚染し、その食品を摂取することで感染することも少なくありません。
は他の細菌と比較すると増殖速度が2~4倍も早いと言われています。
この菌で汚染された食品を摂取してから6~24時間で発症します。症状は、激しい腹痛と頻回な下痢です。しびれや唇が紫になる(チアノーゼ)こともあり、症状が悪化すると嘔吐や発熱、脱水を引き起こすこともあります。
下痢が長く続く(長くて2週間)ので・・・この時期何と言っても暑い!汗もかく!
・・・こんなときこそ脱水対策には0RS!
コレコレッ!→
http://hosp.town.yakumo.hokkaido.jp/modules/yic_blog/index.php page=detail&bid=80
そして、極度の脱水や、食事がとれない、便に血が混じるなどの症状があるときは、病院への受診をお勧めします。
そして、受診時には、どんな食べ物を、いつ食べたか?など出来るだけ詳細に教えてくださいね!
原因が分かれば・・・この菌には治療薬があります!
ではでは、うつらない?為の予防は・・・
・えらと内蔵にいます!新鮮な魚でも調理前はよ~く水洗いと、適切に処理をする。
・魚介類を室温で長時間放置せず、調理する直前までは、冷蔵庫などで5℃以下で低温保存する。
・魚介類は出来るだけ加熱して食べる。(熱に強い溶血毒をもつので・・・う~ん)
・調理時、まな板や包丁、ふきんは魚介類専用のものを使う。
・使った調理器具は、こまめに洗い、熱湯などで殺菌する。
食品や調理器具の扱いだけではなく、自分達の手からも菌を広げない様にしっかり手洗いをしましょう。
北海道の短い夏をエンジョイするためにも!
YICNet 看護師 泉