吉田です。
感染症情報分析第2報を報告いたします。
【インフルエンザ】
平成25年第2週では第1週と比較し、八雲町、今金町、せたな町、長万部町の4町合計で19名から41名と倍増しています。
今金町、長万部町では患者数は横ばいあるいは減少傾向を示しますが八雲町、せたな町では約3倍から4倍の患者増です。
八雲町・せたな町では、行政で定めた定点患者数基準にあてはめると注意報レベルに達しました。
1月1日から1月16日正午現在までの八雲総合病院受診患者分析では・・・
インフルエンザ患者総数29名、うち9名は小児科での診断です。
患者の平均年齢は30歳
第3週に入り未就学児の患者増加が認められますが、現時点での患者の主体は青壮年の成人です。
【ノロウイルス胃腸炎】
平成24年第46週から始まったノロウイルス胃腸炎は第48週にピークを迎えましたが、その後患者数は減少しました。
しかしながら平成25年に入っても長万部町を除く3町合計で1週間当たり10名程度の患者が発生しており、いまだ終息とは言えません。
インフルエンザに関しては今後ますますの患者増が予測されますし、ノロウイルス胃腸炎に関しても爆発的流行はないものの流行そのものの終息は期待できません。
皆さんのますますの感染対策の励行を期待します
YICNet 小児科医師 吉田