こんにちは、理学療法士の阿部です。
11月26日に仙台での学術集会に参加して来ました。
雪の積もっていた八雲と違い、仙台は秋の紅葉で一色でした。
学術集会のテーマは「脳卒中理学療法最前線」でした。
神経科学を背景とした脳卒中理学療法の介入方法の提案や、革新的な装具の開発と普及、ロボティクスの開発と臨床応用、治療的電気刺激や経頭蓋磁気刺激、経頭蓋直流電気刺激などのneuromodulation toolの効果検証を経た運動療法との併用、リアルタイムに計測可能な各種評価機器を用いたこれまで可視化できなかった治療効果の検証などがあり、いずれも脳卒中理学療法の有効性を問うもので、より良い方向へ発展するためのシンポジウム、講演、口述発表を聴講できました。
その中でニューロリハビリテーションの第一人者である兵庫医科大学の道免和久先生や、脳卒中片麻痺者の歩行トレーニングについて最新のエビデンスを基にどのような介入をなすべきかに関する京都大学の大畑光司先生の貴重なお話を聞く事が出来ました。
今後、今回の経験を患者様に役立てていくと共に、当院のリハビリスタッフにも内容報告し、道南地域のリハビリ職員へ伝達講義を行うなど地域へ向けても発信して行くと共に、来年以降の学会発表に繋げていきたいと考えています。