リハビリテーション室ブログ

道南NSTネットワーク研究会で発表して来ました!
カテゴリー:研修会・勉強会 2016年11月9日

みなさん、こんにちわ。理学療法士の阿部です。
去る11/5(土)に函館法華クラブで行われた、道南NSTネットワーク研究会 第15回学術集会で、「NSTの栄養アプローチと理学療法介入により重度褥瘡や寝たきり状態が改善した症例」というテーマで発表してきました。

NSTと言うのは栄養サポートチームを指す言葉で、医師・看護師・栄養士・理学療法士・言語聴覚士etc...多職種が、栄養の面から個々の患者さんの治療を適切に進める為の集団の事です。

発表の大まかな内容は、理学療法士と病棟看護師との連携が進むことで患者さんの活動性が増加し、それに合わせてNSTで食事の増量を行ったことで栄養・褥瘡・活動性が更に改善した、というものです。機会があれば院内でも発表したいと思います。

 その他に「在宅医療と栄養管理」というテーマで特別講演が行われました。全て癌の終末期医療に関するお話で、余命1-2ヵ月と宣告された方が1~2年も長生きしたという症例ばかりでした。一律に病院で最期を迎えるのではなく、自分の住む家に帰り好きな趣味を行って旨いものを食べる、そのために病院に縛り付けるのではなく、医療者側が折衷案的なアイディアを出し、在宅での適切なサポートをどのようにしていくかを、深く考えさせられる講演でした。

正解は一つではありませんが、これからも理学療法士の立場から、食べる事=生きる事により深く関わっていきたいと思います。

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