こんにちは。
先日、環境適応講習会に参加された定山渓病院の作業療法士2名による伝達研修会が開催されました。
環境適応講習会のテーマは「上方、下方へのリーチ」「壁、側面構造への適応」でした。
環境適応ってなんだ?と思われる方が多いと思います。
私たちは普段、動き回るときに視覚に影響されやすく、目で見た状況によって緊張して体が硬くなったり、反対にリラックスしたりして運動や動作のパフォーマンスが変化します。今回の勉強会では、その視知覚を利用した環境設定や体への感覚入力によってパフォーマンスが上がることを体験する内容となっていました。
グループに分かれて実技練習を行い、改めて視知覚の重要性を確認することができました。視覚の影響でパフォーマンスが落ちていないか、よりスムースに動けるようになるためにはどんな環境設定が必要なのかを考えながら、普段のリハビリを患者様とともに進めていきたいと思います。