こんにちは、小岩です。
北海道リハビリテーション専門職協会の仕事で稚内に行ってきました。
地域医療介護総合確保基金を運用した事業である「地域ケア会議アドバイザー養成講座」のプログラム企画運営と一部講義を任されています。今年度は稚内、中標津、新ひだか、砂川、そして八雲で開催します。
北海道作業療法士会会長、北海道理学療法士会会長、北海道言語聴覚士会会長とともに全道行脚の旅です。こんなに恵まれた境遇はありません。絶好の学びの機会です。
北海道の地域包括ケアシステムに我々がどう参画していくか真剣に考えています。
要介護認定率の全国平均が上昇しているのに対し、埼玉県和光市は保険者として、大分県は県として市町村に対して強力なリーダーシップを発揮し、和光市では4年間で9.6から9.3へ、大分県では19.6から18.6へ低下しています。要支援者・要介護者の自立支援に向けたケアマネジメントのための「地域ケア会議」が成功の鍵を握っています。大分県ではリハ専門職が地域ケア会議で助言者としての役割を担っていることが報告されています。厚生労働省ではこのベストプラクティスを全国で「横展開」かけるようです。
北海道リハビリテーション専門職協会では昨年度からすでに、大分県を参考にした自立支援に向けた模擬地域ケア会議とアドバイストレーニングを始めています。
八雲総合病院リハは熊石地区と今金町に大分県方式を提案し試行しています。
八雲町は町民のためにどのような地域包括ケアシステムを構築するのでしょうか。H30年はもうすぐそこです。
稚内はもう秋模様でした。10月は中標津へ行ってきます。