日本整形外科学会は、運動器の障害のために移動機能低下をきたした状態を 「ロコモティブシンドローム」と呼んで予防啓発に努めています。他方、最近子どもたちの間にも、“片脚でしっかり立つ”、 “しゃがみ込む”、“手を真っすぐ挙げる” 、“体前屈する”などの基本動作ができていない子が急増していると言われており、このような状態を“子どもロコモ”と呼んで警鐘が鳴らされています。子どもロコモを放置すると将来要介護状態となる確率が高まるとの報告もあります。これは一大事です。
そこで私たちは、せたな町、今金町の皆さんと協力して、昨年から子どもロコモ検診を行っています。参加される皆さんは真剣な表情で一生懸命協力してくれています。
(全国ストップザロコモ協議会hpより)
皆さんは、上の図の動作はできるでしょうか?一つでもできなければ、子どもロコモの疑いがあると言われています。でも、できなくても大丈夫です。できなかった動作の練習を行ったり、全身の柔軟体操を継続的に行えば改善することができると報告されています。“三つ子の魂百まで”との諺がありますが、小さい時からの運動習慣を推奨することによって、健康で元気な人生を送れるように、これからも予防活動を頑張っていきたいと思います。