「朝起きるのがつらい…」
「おなか痛い…」
「だるい…」
このようなことを朝から言っているお子さんいませんか?
親の気持ちとしては…
「学校行きたくないだけなんじゃない?!」
「ほんとに具合悪いの?!ただ怠けてるだけなんじゃ…」
「うちの子って、ナマケモノ???」
本当にそうでしょうか?
最近、そんな症状で当院の小児科外来を訪れる子どもたちが多くいらっしゃいます。
【起立性調節障害(Orthostatic Disregulation)】
聞いたことはありますか?
怠け病ではありません。
起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)は、血圧や心拍数など循環器系の自律神経の調節に不調をきたすことが原因になります。
思春期に発症しやすく、午前に症状が強いため、朝起きた時から、だるさや頭痛、腹痛、吐き気などの症状や、立ちくらみや立位時の失神等様々な症状が現れます。
起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)という疾患はまだまだ認知度が低く、悩んでいる子ども達の周りの人々の理解が進まず、学校を休みがちになったり、友人との関係が悪くなったり、勉強についていけなくなったりと精神的な負担が大きくなる傾向があり、引きこもりの原因となってしまうことが多いのです。
リハビリテーション室では小児科医師と連携し、もっと起立性調節障害に対する理解が進むよう広報活動を行い、昨年度は講演会も開催しました。これらの広報活動は継続して行うことが必要であるため、周辺地域にも広げていけるようこれからも活動を続けていきます。
詳しくは下記URLをご参照ください。