みなさんこんにちは。理学療法士の長谷です。

　年度末になり環境もこれから変わっていく方も多いのではないでしょうか？

　そんな中でも何かしらの目標を持つことは、モチベーションを維持するためにもとても大事なことですよね。

　僕も今年度の目標は達成しましたが、次年度にむけて更なる目標を検討しています。

　さて、そんな真面目モードな冒頭でありましたが、今回は内容も少し真面目なものです。

　2/14-15の2日間、横浜で開催された日本栄養治療学会(JSPEN)の学術集会に、理学療法士の阿部と共に参加してきました。本学術集会は医師や栄養士さんをはじめ、様々な職種の方々が臨床栄養について研究や調査を発表する場となっています。今回、僕は阿部の発表の共同演者として発表のお手伝いを行ないながら、今の栄養に関する知見をアップデートしてきました。

　今では、リハビリでも栄養状態に着目することが、世界的にも推奨され始めてきています。その中でも、低栄養診断の世界標準として開発されたGLIM(グリム)基準を用いた栄養評価が注目されています。日本でもGLIM基準を実臨床の現場で定着させるための働きかけがされており、現在当院では僕たちリハ栄養ワーキンググループがGLIM基準や栄養への観点を取り入れるような啓発活動を行なっています。

　今回の学会発表では、その啓発活動としての出来事やどのような取り組みをしてきたかをポスターで発表し、活動方針も含めた今後の取り組みについて検討していくという内容でした。

　僕たち以外にもリハビリ職からの発表が何件もあり、すべて拝聴し自分の知見として吸収してきました。

　正直、当院での啓発活動はまだまだ足りておらず普及しきれていないことが現状です。しかし、僕たちは諦めません！本学術集会で同じように取り組まれた日本全国の先輩方のお話を聴き、俄然やる気が沸いてきました！

　グリム童話の赤ずきんのように、小さな疑問を見つけることで、やがて大きな課題となり、解決するための目標が生まれてきます。この目標に向かって行なう仕事はとても楽しいものですよ！

　皆さんも小さなことでいいので、1年の目標を立ててみては如何でしょうか？

　きっと良い1年になると思いますよ！

　因みに横浜という大都会も楽しんできました。

　大都会でも２等星までなら目でも見えるものなんですね～笑