先日、今年度最後のリハビリテーション室内持ち回り勉強会が開催されました。今回は理学療法第一係が担当し、テーマは「立位姿勢と腰痛」でした。
腰痛の原因は様々ですが、その中で普段の生活での姿勢が疼痛に関連していることについての講話と、腰痛の原因となりやすいお腹や背中周りの筋肉の触診やストレッチ方法、また自主トレーニングとしてできる運動の紹介がありました。
その後、グループに分かれセラピスト同士で意見交換をしながら、実際に実技練習をしました。中でも、ケーゲル体操という骨盤底筋を強化する運動は、肛門と尿道を締めて体の中に引き上げるように力を入れた状態で5秒間キープし、その後リラックスします。この運動を1セットとして10セットを目安に行うと良いとのことでした。
実際に体験してみると、意外と力の入れ方が難しく、普段は運動を指導する側ですが、経験することで気づく点が多くありました。
※骨盤底筋:その名の通り、骨盤の底にある筋肉です。お尻の穴を取り囲み、骨盤の開口部をふさぐように存在しています。お尻の穴を締めたり、内臓を支える役割を担っています。また、姿勢を支えるインナーマッスルの一つでもあり、姿勢維持に欠かせない役割を持っています。
今年度は「体験する」をテーマに勉強会が開催されました。各勉強会のグループワークでは経験年数関係なく組まれていたので、経験年数が浅い私にとってはとても有意義な時間でした。そして、今後の臨床にも繋げていけるように日々の自己研鑽を続けていきたいと感じました。