皆さん、こんにちは。ここ数日、一気に冷え込みチラホラ雪も降ってきました。インフルエンザの流行時期でもありますから体調管理をしっかりしていきましょう。
さて、先月、熊石地区の集いの場に体力測定と講話に行ってきました。今回は鳴神地区の集いの場にお邪魔させていただき、参加者の皆さんと関わることができたので紹介します。
体力測定・講話の目的は、去年と比較してどのぐらい自分の身体に変化があるかを知っていただくこと、講話を通して、健康意識について理解をさらに高めていただくことです。
当日は10名以上の方が参加してくださいました。鳴神地区の集いの場は熊石の中でも特に賑やかで明るいとおっしゃっておりました。印象としては男性の方が一人もいなかったのが気になったので、今後は少しでも男性の方に参加していただけるように努めたいです!
では、体力測定・講話の内容について簡単に紹介します。
体力測定については全部で4種類実施しました。
私は、「TUG」の測定を担当しました。TUGとは?と思う方がほとんどかと思います。簡単に説明すると、椅子から立ち上がり3m先のコーンで折り返して椅子まで戻ってくる時間を測り、歩行スピードや歩行時のつまずきやすさなどを知る測定項目です。
平均値は、以下の通りです。
・65歳~69歳 6.01秒~6.60秒
・70歳~74歳 6.41秒~7.10秒
・75歳~79歳 6.91秒~7.60秒
・80歳~ 7.91秒~8.70秒 (参考:介護予防ガイド 実践・エビデンス編)
参加者の多くは上記の平均値を下回っている方が多かったです。しかし、これは早ければ早いほど良いというわけでもなく、安全に実施できることが第一です。そのような点でも各々自身の出せるパフォーマンスを発揮して取り組んでいただけた印象がありました。
講話については、主に「体力測定のこと」「身体が弱ること」「元気を保つこと」の3点についてお話させていただきました。
「元気を保つこと」についてのお話で感染症の話題をあげました。
この時期は、コロナウイルスをはじめインフルエンザなどの感染症が流行りはじめます。
感染症にかかってしまうと、家から出る機会が限られ、寝込んでしまうことで動けなくなり元気で居られなくなります。まずは、流行の病気に罹らないことが大事です。そのためには、外出先から戻ったら手洗い・消毒、人混みに出るときはマスクを推奨します。
もう一つ大事なことは、症状がなくても感染している場合が多いので、周りの人に移さないことです。
感染症を予防し、家事や趣味を継続して行い、集いの場が自然と長続きすることを願っております。
今回の体力測定・講話を通して、熊石地区の住民の皆様と関わることができました。
来年も実施すると思いますので、皆さんにはぜひ今年より少しでも健康になっていてほしいと願っております。
※その他体力測定補足説明
・「握力」:握力は手の握る力を知ることができるほかに、全身の筋力を表す指標です。
・「5回立ち上がり」:椅子から膝をしっかり伸ばして立つことを5回繰り返します。日頃から立ち座りは何度も行う動作で、特に太ももの力が弱くなっていないかを知ることができます。
・「片足立ち」:バランス能力がどの程度あるのか知ることができます。日常生活では「階段を上る・段差を超える・立って靴下を履く」などがあり、身体のバランスを崩しやすい動作であるため、転倒予防の一つの指標となります。