先日、当リハビリテーション室内で持ち回りで行っている勉強会を行いました。
今回はSTが担当し、テーマは「顔面神経麻痺のリハビリテーションについて」でした。
顔面神経麻痺は顔の筋肉を動かす神経に麻痺が起きます。顔の片側が動かなくなる、目が閉じにくい、口から水や食べ物が漏れる、顔の筋肉が引きつる等の症状が生じます。リハビリでは、それらの症状に対して日常生活における指導や顔面のマッサージを実施します。顔面のマッサージは顔に力を入れずにリラックスをして行うこと、一日にできるだけたくさん行うことが大切だそうです。
勉強会に参加したリハビリスタッフも鏡やスマートフォンで自分の顔を確認しながら、顔面のマッサージを実施しました。理学療法や作業療法では顔の筋肉に触れる機会が少ないため、力加減やどこをどのように動かすのか、戸惑いながらもスタッフ同士で確認し合いながらマッサージを行なっていました。
今回の勉強会では普段なかなか経験しない分野について学ぶことができ、初めて知ることもたくさんありました。これからも日々の研鑽を怠らず、臨床に取り組んでいきたいと思います。