初夏の暖かさを感じる季節となりました。皆様どのようにお過ごしでしょうか。
回復期リハビリテーション室は、とても日当たりが良いのでプランターに植えたツルなしインゲンが15本収穫でき、ミニトマトも実がつき始めています。
車いすや歩行器で屋外散歩をする機会も増え、大きな麦わら帽子が大活躍しています。
さて、回復期リハビリテーション室では、先日思いがけず楽しいひと時がありました。
リハビリに来られる患者様は様々な職業、趣味、経験をお持ちで、いつも私たちスタッフは沢山のことを教わります。
ある患者様は多趣味で、民謡やハーモニカ演奏でのど自慢への出場や施設への慰問を経験されていました。
「ぜひ一節お願いできませんか?」と言ってみたところ、「え?歌っていいの?嬉しい‼」まさかの返答でした。
マイクを手渡すと、「江差追分」の歌い出しです。ノリの良い他の患者様の「ソイ~ソイ!」から始まります。
お腹から発する節の効いた歌声は、その場にいる全員が息を飲むように聴き入ってしまいました。
リハビリ室には歌声を聴きつけた患者様が集まり、素敵なハーモニカ演奏も患者様とスタッフみんなで楽しませていただきました。「ハーモニカの音色って普段あまり聞いたことがないね。」「あの曲も吹けますか?」など、リクエストにも応えていただきました。
「お腹から声を出してみんなで笑顔に過ごす」何より素敵なリハビリです。
集まってくださった患者様、そしてスタッフみんなが笑顔の素晴らしいひと時となりました。
歌って演奏して素敵な場を作ってくださった患者様には心から感謝です。