リハビリテーション室ブログ

ウォーキングの効果について
カテゴリー:スポーツリハ通信 2024年2月9日

 皆さん、こんにちは。理学療法士の山川です。最近、私はたまにやってくる大雪による雪かきに苦戦しています。

さて、今回はウォーキングの効果や目標歩数等について、私自身が取り組んだウォーキングイベントを絡めてお話をさせていただきたいと思います。

 

 まず、ウォーキングは長時間行うことで有酸素性運動ができる手軽な運動です。有酸素性運動は運動時間が長くなるほど脂肪をエネルギーとして利用する比率が高まるため、体脂肪の減少による肥満解消、血中の中性脂肪の減少、血圧や血糖値の改善など、いわゆる生活習慣病予防に対して効果があるとされています。

 

 厚生労働省は令和5年5月に、令和6年度から開始する国民健康づくり運動である「21世紀における第三次国民健康づくり運動(健康日本21(第三次)」を公表しました。それによると、身体活動・運動目標において、令和14年度を目標に、1日の歩数の目標値を20歳~64歳で8,000歩、65歳以上で6,000歩とすると掲げています。65歳以上の方が6000歩を達成するには1日40分以上歩くことが推奨されています。

※厚生労働省ホームページ内「健康日本21(第三次)の推進のための説明資料」を参照。

 

 腰痛や膝の痛みがあるなど、身体機能・体力の低下などを考慮し、その目標値に到達できない場合であっても今より少しでも多く身体を動かすことが大切だと思います。

      

ちなみに、私は昨年の8月半ばから10月半ばにかけて、約2か月間の総歩数を競う「ウォーキングラリー」という、とあるイベントに参加しました。歩数はスマートフォンでカウントし、1日平均8000歩が目標とされていて、私の結果は平均歩数8503歩、参加者2074人中622位となり、なんとか達成することができました。

平日は仕事終わりに歩くことで、難なく1日の目標歩数を達成できていたのですが、休日や天気の悪い日は家にこもっていることが多くなり歩数が全く伸びず、平均歩数8000歩に到達できるかどうかヒヤヒヤすることもありました…。

 このイベントを通して感じたことは、意識をしていないと歩かないし、普段の運動量が思ったより少ないということです。日々の継続した運動習慣が大切なので、皆さんも短時間でも外を散歩するなど、続けやすいことから運動を行ってみましょう。

 

※足元が悪い冬季期間は、転倒に十分注意してください。

       

            「これはウォーキングカップの賞状です」

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