皆様、こんにちは。令和5年12月13日に函館アリーナで第2回介護ロボット展示研修会が開催され、当院リハビリテーション室スタッフ4名で参加してきました。簡単ではありますが、報告させていただきます。
介護ロボットとは、介護が必要な方の自立支援や介護者の負担軽減を助けるロボットのことです。厚生労働省の「介護ロボットの開発・普及の促進のページ」によると、情報を感知、判断し、動作するという3つの要素技術を持つ、機械システムをロボットの定義としています。
介護者の人手不足が深刻化する中でロボットが注目されていますが、メリットだけではなくデメリットもあります。
メリット
立ち上がりをサポートし介護者の負担軽減になるベッド
安寿ポータブルトイレ
抱くたびに心癒されるセラピー人形
デメリット
→介護ロボットの普及率が低いことから生産量が少なく、単価が高くなっている。介護ロボットの購入費やレンタル費だけでなく、維持費もかかる。
→介護ロボットは、小型から大型の物まであるが、移乗などを支援するロボットは大型のものが多く、設置スペースを確保する必要がある。
介護者も介護される方も身体への負担が軽減する反面、多少のデメリットもあるのが現状です。
今後、介護ロボットの普及率が高まり、大量生産されるようになれば、需要は高まってくると予想しています。そのため、今のうちに種類や適用などの知識を身につけておき、在宅復帰に向けた話し合いやご自宅への訪問の場面ですぐに提案できるようにしたいです。