作業療法士の柴田です。
7月10日に函館脳神経外科病院にて行われた、MTDLP基礎研修へ参加してきました!
MTDLPとはManagement Tool for Daily Living Performanceの略で、日本語では生活行為向上マネジメントとも言われます。作業療法士が患者様の問題を解決し共通の目標に向かうための、考えの進め方を表したものです。
MTDLP概論の説明では、生活行為向上マネジメントを開発した背景や活用方法について講義を受けました。生活行為向上マネジメントを利用することで患者様の生活全体を把握し、患者様が本当にしたい事や目標を明確にすることができ、患者様と一緒に考えることで目標を共有する機会になることがわかりました。生活行為向上マネジメントで使用するシートについて説明を受け、患者様の良い点、問題点を抽出・分析し、どのように治療を進めていくかを考える重要な考え方であることを学びました。
MTDLP演習では6~8人のグループに分かれ、架空の事例について記載された情報を基に生活行為向上マネジメントのシートに記載し、講義内容を確認しました。実践することでシートの活用方法を理解することができ、疑問点についてグループでディスカッションすることができました。
今後、患者様のニーズや目標を設定するときに役立て、より適した治療を提供できるよう努力したいと考えます。