こんにちは。作業療法士の佐藤です。
今年ももう少しで終わってしまいますね。今年は悔いのないように過ごすことができましたか?もし、やり残していることがあったら早急に片づけてしまいたいですね。
先日、「フレイル」についての勉強会が開催されました。
フレイルとは虚弱性のことですが、詳しい説明については過去のブログにて説明していますので、ぜひそのブログも読んでみてください!
今回の勉強会では、フレイルの中でも社会的側面に注目して「社会的フレイル」についての知識を深めるための講義とグループワークを行いました。社会的フレイルとは、外出頻度の減少、友人の家に訪ねなくなる、誰かの相談にのったり誰かと一緒に食事をしたりすることがなくなる、といったチェック項目があり、孤食・社会的孤立・閉じこもり等が、身体機能や認知機能などに悪影響を及ぼすリスクが高くなります。
グループワークでは、町民の皆様の社会的フレイルの予防に対して私たちに何ができるのか、意見を出し合いました。「八雲町にはこんなものがあったらもう少しフレイル予防ができるのになぁ」「外来の患者様にこういう声掛けを行なったら予防できるのでは?」「病院に通院されていない高齢者の方々の生活を把握できると良いなぁ」といった様々な意見が出ました。高齢者に限らず介護に付きっきりで外出頻度が減っている介護者の方も、社会的フレイルになり兼ねないことも考えられました。自分では思いつかないような意見がたくさん聞くことができてよかったです。
今回の勉強会に参加させていただき、改めてフレイル予防の重要性、自分に今なにができるのかなどを改めて考えるきっかけとなりました。講義をしてくれた理学療法士の池田君、ありがとうございました。
現在フレイルという言葉は医療職だけではなく、幅広い方に知られてきていると思います。特にこれからの季節は家に閉じこもりがちになってしまいます。雪道の転倒だけではなくフレイルにも注意が必要ですね。