こんにちは。今年度前期から準備してきた各係の発表が年末にかけて次々とあり、勉強会の機会が増えています。勉強してきたことを他者に説明するには、ある程度しっかり理解していないとできないものですよね。どういった話に関心があって勉強しているのか、係ごとに比較するととても面白いです。
今回の勉強会の内容は、1日の活動量についてでした。聞いたことがある方もいると思いますが、普段の生活で行っている活動(身の回りのことや家事、運動・スポーツなど)は、メッツといわれる運動や生活動作の強度の単位で表され、安静時と比較して運動負荷量を数値化することができます。
活動の内容が膨大なので一つ一つ記憶することは難しいですが、改めてメッツの説明を受け、表を見ながら患者様に運動量について説明でき、理解を得やすいと感じました。
最後にグループワークもありました。仕事をしているうちは1日あたりの活動量を維持することができますが、退職後は趣味や出向く所がないと家にこもりがちになり、座っている時間が長くなるという課題が挙がりました。座りっぱなしは健康に悪影響を及ぼすことが知られており、座って仕事をする方も定期的に立ち上がったり動く機会を作ったりすることが大切であると説明がありました。
また、リハビリ職として気にかけなければならないのは、継続支援の重要性です。社会交流が少ない方や痛みによって満足に動けない方に対して、運動による体の変化を感じるなどの成功体験の積み重ね、目標の設定、モチベーションを上げるにはどうすればよいかを一緒に考えることや、何より運動を楽しむことができるような関わりができることが重要であると意見が挙がりました。
在宅生活に限らず、入院生活場面での活動を提案し、患者様の興味関心に合わせた対応を心掛けたいと思った勉強会でした。