こんにちは。作業療法士の佐藤です。
本格的に寒い季節となってきました。体調管理に気を付けながら過ごされておりますでしょうか?最近は道路状況も悪く、よく転びそうになります。転倒にも注意が必要ですね。
先日、八雲町熊石地区で開かれた住民主体の集いの場にお邪魔させていただき、体力測定とフレイル講話をしてきました。
体力測定について・・・握力・5回立ち上がり・片足立ち・TUG(timed up&go testというもので、椅子から立ち上がり3m先のコーンを回り、また椅子に座るまでの時間を測るテストです)の4種類の計測を行いました。特に「片足立ち」の項目で皆様苦戦されており、「転びやすくなったなぁ」「意外と足の力落ちているんだね~」と以前よりも身体の衰えを実感しているようでした。
フレイル講話について・・・今回の講話では「フレイル」についてのお話をしてきました。
「フレイル」とは加齢に伴い身体機能の予備能力(体に蓄えられているゆとりの能力)が低下し、様々なストレスに対する抵抗力・回復力が低下した状態のことをいいます。地域住民の皆様は自分がそうなってしまったらと思い、真剣にお話を聞いてくださいました。最後には気になることをたくさん質問して頂き、有意義な交流の場となりました。
今回参加された地域住民の方々は、健康な状態を維持されておりました。しかし、今後フレイルや要介護状態になってしまう可能性があります。そうならないためにも日頃から予防する意識を持つことが大切です。
下の図はフレイルを予防するために必要な3つのことが書かれています。
興味のある方はぜひ見てみてください。
(引用:東京都医師会ホームページhttps://www.tokyo.med.or.jp/citizen/frailty )
最後に…
昨年に引き続き2回目の取り組みでしたが、院内での業務とはまた違った雰囲気を味わうことができました。
少し緊張しましたが、無事に終了して良かったと感じています。また来年伺う機会があれば、今年よりもさらに良いものを皆様にお届けできるように努力していきたいと思います。
体力測定と講話の様子です。
熊石相沼地区
熊石泊川地区