こんにちは。以前ブログで話題にしていた自己研鑽のST(言語療法)勉強会を先日開催しましたので、簡単にご報告します。
テーマは嚥下についてでした。嚥下とは簡単に言うと「飲みこみ」のことです。飲み込む際に嚥下反射(気管に食物が入らないようにする仕組み)に遅れがある人は、間違って気管の方に食物や飲み物が入ってしまうことがあります。とろみをつける事で粘度が増して、喉に送られる速さがゆっくりになることで飲み込みやすくする効果があります。(※人によって適切なとろみの度合いは変わります。)
そのお話の中で、炭酸飲料を飲みたいという患者様に向けたとろみ付けの商品の紹介がありました。炭酸飲料にとろみの粉を混ぜると炭酸が抜けてしまうことが多いですが、そのとろみの粉は炭酸が適度に残り、炭酸飲料を飲んだ満足感が得られるということで、コーラにとろみをつけて実際に試飲してみました。炭酸のシュワシュワが残りつつ、とろみがついているため、喉を通るときには炭酸が無くなっていて喉ごしが良いという新しい体験をしました。
実際に体験してみることは患者様に提案する際にとても大切なことだなと感じる勉強会でした。
※感染対策に十分に配慮しております。