みなさま、こんにちは!作業療法士の柴田です。
今年は八雲祭りに山車行列と、夏の八雲の風景を久しぶりに楽しんだ方も多いのではないでしょうか。そういう私もお祭りに畑にキャンプにと、八雲の短い夏を楽しんでいます。今は実を付けそうなとうきびを今か今かと眺める日々です。
病棟では患者さまに協力していただき、夏を感じる飾りつけを行っています。水しぶきが飛んできそうな様子が伝わってきます。
さて、今回も前回に引き続き、自助具についてお話しようかと思います。
今回はソックスエイドについてです。
私が普段、仕事をしている回復期病棟では様々な理由により、人工股関節置換術を行っている方が多く入院されています。
人工股関節置換術を行うと、日常生活の動作に制限が生じます。例えば、靴下を履く動作です。
靴下を履くために手を足先まで伸ばして履く方が多いと思うのですが、人工股関節置換術を行った方はその動作が禁忌(してはいけない)となるのです。
ソックスエイドはそういった方が靴下を履きやすくするための道具です。
当院では2種類のソックスエイドをご紹介しています。
ソックスエイドに靴下を履かせ、ひもを使って足元へ運びます。
足を中に入れ、ひもで引き上げていくと靴下が履けるといった仕組みです。
ソックスエイドは人工股関節置換術を行った方のみではなく、足元へ手を伸ばしにくい方や靴下を履くのに指先の力が足りない方など、様々な方が使える道具だと思います。気になる方や使ってみたい方はお気軽にリハビリテーション室までご連絡ください。