理学療法士の小河原です。
子供のころに受けていた体力テストについて覚えていますか?
先日親子でこの「体力テスト」を受けてきました。私の覚えているテストとは内容が異なり、息切れするほど大変な種目も含まれていました。従来の体力テストは文部科学省が管轄する「新体力テスト」として更新されたようです。
文部科学省では、昭和39年以来、「体力・運動能力調査」を実施して、国民の体力・運動能力の現状を明らかにし、体育・スポーツ活動の指導と、行政上の基礎資料として広く活用しています。
平成11年度の体力・運動能力調査から導入した「新体力テスト」は、国民の体位の変化、スポーツ医・科学の進歩、高齢化の進展等を踏まえ、これまでのテストを全面的に見直して、現状に合ったものとしました。
「新体力テスト」の理解が深まり、「新体力テスト」が有意義に活用され、ひいては21世紀の社会を生きる人々が心身ともに健康で活力ある社会を営んでいくことを期待いたします。と記されております。
種目について簡単に説明しますと
握力:手の握る力
②上体起こし:30秒で起き上がり運動が何回出来るか
③長座体前屈:長座位の状態から前方にどれだけ手を伸ばせるか
④反復横跳び:左右への横移動を20秒間繰り返しその回数
⑤急歩:急ぎ足で1500m歩く時間
⑥20mシャトルラン:定められた時間の中で20mの道を何回往復できるか
⑦立ち幅跳び:立った状態から前方にどれだけジャンプできるか
の7種目で構成されており、各テストを点数化してその得点に応じて体力年齢を算出するといった内容でした。(実際には⑤は省略してやっていません。)
しかも年代別に体力テストが設定されており、6~11歳、12~19歳、20~64歳、65~79歳と区分けされていました。
上記の種目は20~64歳の種目で私が実際行った種目です。そのほかに日常生活動作についての質問票もありました。
私なりに頑張ったほうですが、まだまだ基準には達していない種目も多くみられました。疲労困憊になってまで頑張りましたが、自分の体力低下にも気付くことができました。
文部科学省が述べている「心身ともに健康で活力ある社会を営んでいくことを期待いたします」に応えられるよう健康に留意したいと思います。
みなさんも機会があれば自分の体力を知ってみてはいかがでしょうか?(※残念ながら当院では体力テストの測定しておりません。)