皆さんこんにちは。回復期リハビリテーション病棟担当の坂田諒太です。
まだまだ厳しい寒さが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。新型コロナウイルスとインフルエンザが同時流行となっているため、体調管理にはより一層気を引き締めていきましょう。
回復期リハビリテーション病棟では脊椎圧迫骨折や大腿骨近位部骨折を中心とした骨折後の患者様が多く、さらに骨粗鬆症も併発していることがよくあります。骨粗鬆症は自覚症状がほとんどなく、骨折して初めて気づくことが多いため、普段から骨の状態を把握し、適切な生活習慣を意識することが予防につながるとされています。そこで今回は骨にお勧めの運動をご紹介したいと思います。
基本的には荷重のかかる運動が骨密度や筋力を高めるのに有効とされています。歩くことが一番お勧めですが、この時期は屋外で歩くのは大変だと思います。そこで、屋内でできる3つのメニューをご紹介していきます。体の状態に合わせて回数を調整して実施しましょう。継続して取り組むことが一番大事です。
①スクワット 1セット10回 1日2~3セット
5秒で下がり、5秒で戻ります。
膝がつま先よりも前に出ないようにしましょう。
②踵(かかと)上げ・踵落とし 1セット20回 1日2~3セット
ゆっくり踵を上げます。
腰や膝に痛みがない場合は少し勢いをつけて踵を落とします。少しでも痛みに不安がある場合はゆっくり踵を下ろしましょう。
③片脚立位 左右1分ずつ 1日2~3セット
片脚を床から少し(目安として5~10㎝程度)離します。その後1分間静止します。
※これらのメニューを行なう際には、安全に行なうため安定した支えがある場所で行いましょう。
骨粗鬆症予防には、運動以外にも栄養、環境整備、定期健診、薬(骨粗鬆症と診断されたら)も重要な要素となります。骨粗鬆症を予防することで健康寿命の延伸にも繋がる可能性があるので骨骨(コツコツ)と取り組んでいきましょう。
何かお困りのことがございましたら、当院回復期リハビリスタッフまでお声がけください。