理学療法士の小河原(おがわはら)です。
平成28年6月25日(土)に札幌の共済ホール共済ビル6Fで、上記の研修会に参加してきました。
今回の研修では、「スポーツ損傷のリハビリテーション」「変形性膝関節症の病因から見たロコモ対策」「ACL再建術2016:腱制動術から解剖学的再建術へ」のテーマで講義を受けました。
「スポーツ損傷のリハビリテーション」では、スポーツ損傷のリハビリテーションを実際どのように進めているか、上肢の障害と下肢の障害に分け、症例を通して提示して頂きました。最近の治療は動作解析装置を用いて考察されることが多く、当院のリハビリでも今後必要になるのではないかと思われました。また筋力増強などの訓練場面においても体幹機能を意識した治療内容も行われており、日常のリハビリ場面でも大変参考になりました。
「変形性膝関節症の病因から見たロコモ対策」では、疫学的調査からの報告であり、変形性膝関節症の発生・悪化要因である「肥満」について、予後や進行具合において関連性が高いという報告を聞きました。また、変形性膝関節症の発症機序として股関節の変化も深く関連しているため、股関節の評価も欠かせないと示唆されていました。
「ACL再建術2016:腱制動術から解剖学的再建術へ」では、実際の手術手技においてどの位置に再建をするのが望ましいのかを解剖学的観点から説明されていました。
この度の研修で得られた知識を日常の治療で活かして患者様に還元できるようにしていきたいと思います。