リハビリテーション室ブログ

生活習慣病予防のために運動しましょう!
カテゴリー:スポーツリハ通信 2022年10月7日

こんにちは、理学療法士の山川です。

 

 皆さんは休みの日は決まった用事が無ければ、ついダラダラとしてしまいがちになりませんか?私は最近、食べ過ぎで体重が増え、軽い運動でもすぐに息が切れるなと感じ、自分の身体のメンテナンスが気になり始めています。そこで、今回は生活習慣病とその予防のための身体活動と運動を簡単に紹介させていただきたいと思います。

 

 まず、生活習慣病は食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒等により発症・進行する症候群を示し、例えば以下のような疾患があります。

・食生活:インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症、高尿酸血症、大腸がん、歯周病等

・運動習慣:インスリン非依存糖尿病、肥満、高脂血症、高血圧症等

・喫煙:肺扁平(へんぺい)上皮がん、循環器病、慢性気管支炎、肺気腫、歯周病等

・飲酒:アルコール性肝疾患等

 

 このように生活習慣による疾患はいくつもあり、運動習慣によるものも多々あります。それを予防するために厚生労働省が策定した『健康づくりのための身体活動基準2013』から運動の基準を紹介します。

・18歳~64歳では、歩行と同等以上の運動を毎日60分以上行うこと。

・18歳~64歳では、息が弾み汗をかく程度の運動を週に60分以上行うこと。

・65歳以上では、身体活動の内容は問わず毎日40分以上行うこと。

以上のように示されています。具体的な内容の一例も加えさせていただくと、

 

・18歳~64歳では、「歩く、犬の散歩をする、掃除をする、自転車に乗る」と同程度の運動を毎日60分以上行うこと。

・18歳~64歳では、「早歩きをする、こどもと活発に遊ぶ、農作業をする、ラジオ体操第一をする、ゴルフをする」と同程度の運動を週に60分以上行うこと。

・65歳以上では、身体活動の内容は問わず毎日40分以上行うこと。

 

 これによると、毎日60分の運動、週に60分息が弾むような運動が必要になります。雨の日など外に出られない日は、家の掃除をして身体を動かし、天気の良い日には60分のお散歩(そのうち10分程度早歩きをする)というのはいかがでしょうか。

 是非、運動の習慣を作っていただき、生活習慣病の予防に取り組んでいきましょう!

                             

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