こんにちは。理学療法士の竹中です。
僕は最近トレーニングにはまり、平日に週2回程度トレーニングを行なっています。運動を行ない、身体が疲労した夜は早い時間に寝て、目覚ましが鳴る前に目覚めます。休日より睡眠時間が短いはずなのに、目覚めは爽快でとても清々しい朝を迎えています。
そこで、今回は運動と睡眠の関係について簡単に説明していきたいと思います。
夜になると眠くなり、朝になると目覚める睡眠のリズムは、「睡眠欲求」と「覚醒力」のバランスから生まれています。昼間の活動による溜まった身体と脳の疲労をとるため、身体は睡眠を求めます。これが「睡眠欲求」です。睡眠とは健康を保つために欠かせません。
疲労回復はもちろん、2型糖尿病や肥満などを予防・改善するためにも、睡眠の効果は注目されています。運動することで、全体的な睡眠時間が短縮します。特に睡眠前半での深い睡眠を促し、安定化をもたらします。そのため、質の良い睡眠がとれ、より短時間で効率よく睡眠欲求を満たすことが出来ます。やっぱり運動することは睡眠に必要なことなんですね。
そこで誰でも気軽に行える運動としてウォーキングがあります。研究では日中にウォーキングを1時間行なうことで睡眠を改善できると述べられており、⽇中に最⼤酸素摂取の60%の強度の運動を1時間⾏なうことで、夜は時間が短くても質の良い睡眠がとれ、深い睡眠の指標であるデルタ波が睡眠の前半に集中して⼤幅に増えるため、睡眠の安定性が上がると報告されています。
最⼤酸素摂取量とは、酸素を体内に取り込む能力を測るものです。これが60%の強度の運動とは、活発なウォーキングなどの有酸素運動に相当します。そのため、ウォーキングなどを1日に60分行えば、睡眠を改善できる可能性があります。
是非、皆さんも日頃から運動を行ない、質の良い睡眠をとることで、爽快な朝を迎え、元気に過ごしていきましょう!