こんにちは。作業療法士の佐々木です。
コロナ禍による生活の変化によって睡眠障害を訴える人が増加しているそうです。インターネット検索では、「不眠症」という言葉が例年より60%も多く検索されているとの情報もあり、ライフスタイルの変化が睡眠に影響を及ぼしていることが伺えます。今日は睡眠についてちょっと振り返ってみませんか?
【十分な睡眠ってどれくらい?】
平均的には6~8時間程度が妥当と言われていますが、睡眠の満足度は個人差があり、どのくらい寝ればいいかという明確な基準はありません。自分にとって、疲れや日中の眠気によって生活に支障が出ていなければOK。
時間にこだわることはありません。
【睡眠はどんな効果があるか?】
・心身の回復➡眠れないと疲れやすくなる。
・記憶の定着➡眠れないと注意や集中力が低下する。
・免疫機能の強化➡眠れないと感染症になりやすく、体調を崩しやすい。
・内分泌系の調整➡ホルモンバランスが崩れ、うつ症状や生活習慣病になりやすい。
【生活の中で意識できること】
※快眠と生活習慣 e-ヘルスネット(厚生労働省)図
また、昼寝をしすぎたり、必要以上に床に就いていたりしていませんか?
昼寝は15分~30分程度が良いとされており、昼間寝すぎるとリズムが崩れる原因にもなります。
まずは、普段の生活を見直すことが大切ですが、それでも睡眠による休養感がなく、日中もつらい状態が継続する場合は、我慢しすぎず専門家に相談してみることも大切です。