リハビリテーション室ブログ

ネコ型ロボットまだですか?
カテゴリー:お役立ち情報 2021年12月27日

 皆さん、こんにちは。ロボット・マスターの理学療法士、阿部です。

 今回は12/15(水)にシルバープラザで開催された『介護ロボット展 in 八雲』に参加してきました。生活、移動、移乗支援、排せつ支援、コミュニケーションなど様々なロボットが展示されていました。

 ロボットといえば…ネコ型ロボットのマンガ初期設定では21世紀(現在は22世紀に設定修正)、いわゆる2001年頃にはネコ型ロボットが完成している予定だったよな…と思いながら参加見学しました。

 

 まず一つ目は、「OriHime(オリヒメ)」という意思伝達装置です。四肢の運動麻痺などで手足が不自由でもパソコン・カメラが眼球の運動に反応し代弁してくれる装置です。簡単に言うと、画面の見た(注視)文字のところを「OriHime(オリヒメ)」が操作者の代わりに挨拶したり、音声で話をしたりするというものです。

 

 また、進歩していると感じたのが、コミュニケーションロボットの「LOVOT(ラボット)」です。さすがに秘密の道具を出したり、押し入れでどら焼きは食べてはいませんが、家の中を動き回り、カメラやタッチセンサーによって人間の顔を一人一人判別し、人によっては好き嫌いがあり、よく会う人や可愛がってくれる人などには自分から近寄って来て甘えることができる人工ペットのようなものでした。反応や運動の種類が30種以上のパターンがあり、あたかも感情があるような動き、表現をしてくれるとのことでした。

 

 ネコ型ロボットは21世紀には間に合いませんでしたが、当たり前のようにAIやロボットが医療に導入されていることを改めて実感させられました。新しい時代の流れに取り残されないように、医療に限らずではありますが最新の知識や技術を知ることが大事なことだと思います。

 これからも最新の知見を知り、将来への準備をして行きたいと思いますが、タイムマシンでネコ型ロボットが僕を助けに来ないところをみると僕の将来は大丈夫だということですよね。

※上記写真は介助のアシストスーツを着た私、阿部です。

 写真は一切加工しておりません。

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